止まる・停まる・とまる

 いつから気持ちがとまるようになったのだろうか。
 前にも後ろにもいかないのである。ズブズブと沈んでいくような毎日である。全く本気ならないのだ。心が動かない。不動なのである。お見事なくらいにだ。仕事も世界のニュースも、電車に乗るのもお風呂に入る等の日常生活もあらゆるシャッターを降ろして「動いている」状態だ。
 
 あ、でもあった。
一日の中で唯一呼吸が楽チンな時間がある。仕事に向かう時に家から駅までの道のりだ。道のりといっても5〜6分だろうか。空と新緑がくっきりと目に入る。

 動け!