本番終了!

kotobuki20042004-12-12

 昨日、本番が終了。
 小さな本番でしたが今回もたくさんの方のご協力により無事終了。以前から御一緒したかった俳優さんとお仕事が出来たこと、貴重な記念演奏会にチャンスを頂いたこと、感謝で一杯である。
 例によって前日はてんてこまいだった。自分でも驚いたのだが、買ってきた小道具を電車の網棚に置き忘れてきた。まあ、無事に発見されたからよかったけどね。今回は小道具と衣裳、新規に購入したものがたくさんある。置き忘れたギターもそのひとつ。一個一個、小道具や衣裳が増えていき楽しい。次はこんな演目が出来るな、と思うとふふふふ・・・とひとりほくそえむ。
 今回実感したのは、ワタシのボスの凄さだ。今までは同じ仕事をしつつ、ボスの傍で仕事をしてきたが、今回はボスがやっていることを自分ひとりでやらなくてはならない。これがっ!こんなに大変だとは!そしてあらためてボスの凄さを痛感。ワタシにはあそこまで完璧には出来ない!「まだまだ、出来ない」としておこう。でも、いつかボスのように出演者もスタッフもお客様にも納得し、喜んでいただけるモノを作っていきたい。
 主催者の先生と出演者から「大変だったけど楽しかった!またお願いしますね!」と言っていただけたことは本当に嬉しかった。今回ご出演いただいた俳優さんは日舞狂言をやっていらっしゃる方で、ジャンルが全く違うのだが作品の理解力、お客様へ心の配り方、舞台での身体の在り方、共演者への配慮等。今まで「当然」と思っていたことだが本当に出来ている人を見ると私がどれだけ至らぬ事が多いか目の当たりにする。これは↑のボスの仕事とも同じことが言える。打ち上げで「思わぬところで拍手が出ましね」という話になった。最後の語りの中で物語の結末を言おうとする直前に「ちょっと待って!」と袖をひっぱられて「まだ内緒よ」という意味で「シー」と止められる、というシーンがあった。終わりの挨拶が一言残っていたのだが、その「シー」っと止められて前を向き直ったところで拍手が出た。ワタシは「あそこで拍手が出てびっくりしましたよー」とその俳優さんに話したら「いや、あそこは3人の呼吸がぴったり合ってね、それでお客様も歓んで下さって。その拍手だと思っているよ。だからあの時は嬉しかったなー」と言っていた。なるほどー
 今回は疲れたけど、次の仕事が楽しみでしょうがない。実はこんなことは珍しい。疲れたと言っても身体だけ。それも今日一日中寝たらすっかり回復!使った小道具や工具を片付け、荒れ果てた部屋を片付け、資料整理をして夕食の用意をした。今夜は久しぶりにちゃんとしたメニューを作る。このところ忙しくてお鍋とか外食が多かったから。食後の片付けもさっさとやって、洗濯もガンガンやる。家事というのはえらい時間とエネルギーが必要なんだなと、あらためて実感した。
 と、いうわけで家の中は美しく流れる音楽も美しい。TVが疲れることを再認識。