こども

 友人のこどもと初めて対面しました。
小さいのです。びっくりしました。この子がお腹の中で生きて、育っていたなんて…そして外へ出てきて生きているなんて。
 そして母になれる女の人というのは、すごいです。母というのはこんなに刻々と身体と心持の変化が可能なのですね。
 子供を育てるということも充分過ぎるくらいの「仕事」なのかもしれません。あの小さい人間を守り育むことは、「専業主婦」になりたくないという人が言うような家・家庭に「隔離」されていては成立しないんじゃないのでは。
むしろ自分が仕事をしていくよりもずっと社会と関係を保ち続けている「仕事」だ。
 この国の未来はちっとも明るくないけれど、「母」達は明るくても暗くても関係ないのかもしれない。