料理

 最近友人のハウスキーパーとしてご飯を作っているのですが。病気ではないけれど、色々と気をつけていることがあるので彼女からのリクエストを聞きながらご飯を作ります。
それが。とても楽しいのだ!
毎回毎回すっきりして帰宅する。天気の良い日は歩いて帰る。次のメニューを考えながらテクテクと歩くのがまた楽しい。
 彼女が「おいしー」と喜んでくれるのは何よりです。
 作る事にがっつりと集中する時の脳内アドレナリンの放出感がたまらない。
素材が次々と変化をしていくのも見逃せない。ほんの数秒の勝負どころがあるのもいい。ゆで加減、火の通し加減など「よっしゃ!ここだっ!」とガスレンジ前での勝負が続くのだ。盛り付けも楽しい。どうしたら美味しそうに見えるか、美しく見えるか。もちろん、材料を選ぶ時、作る時から彩りのバランスを考慮しているのだが、実際に出来上がったところで自分のイメージと違う色になっていたり、火が通っていたりするので「マンマミーア…」と盛り付けで大勝負に出ることもある。

 数時間の勝負だが、そこがいいのかもしれない。毎回毎回、新たなイマジネーションとクリエイトしていくエネルギーが生まれて完結している。失敗すれば「まずい」「きたない」というなんとも簡潔な答えが待っているわけだ。
ま、下手したら身体壊すし…
 そうか。
やっぱりワタシはじっくり勝負をすることが出来ないんだなあ…
なんだか書いていて実感してしまった。
一気に集中してすぐに答えが欲しい。作ることは大好きだし。
 はい。すみません。現代人です。

 ああっ!そして本業とは全く関係がありませぬ…

 
 そのくせ、過食嘔吐をしているのだからこのバランスの悪さったら、やっぱりおかしいですなあ。過食嘔吐をする時には身体に悪そうなもののオンパレードだ。
ちょっと考えてみれば分るのだが、だいたい。おかしいでしょう!冷凍食品とかレトルトとか。その値段ではそれは作れません!そんなに持ちませんからっ!なんでハンバーグがそんなに持つのよ。

 過食嘔吐が治るか、治らないか。治す気があるのか、ないのか。
それももちろん心と身体にひっかかっているが、それと同じくらいに美味しい物を食べる幸せも追求してくのだと思う。