希望と感謝

 クローゼットと衣裳(舞台用)の大掃除をした。ロフトから手をつけないと片付かないので今まで渋っていたのだが、とうとう着手。
 ロフトからは高校時代の写真やら誕生日カードやら文集がわんさか出てきた。その中に自分達の卒業式所感の載った学校通信が出てきた。恥ずかしながら、高校を卒業して初めてきちんと校長先生の卒業祝辞と全員の卒業所感を読んだ。
 びっくりした。なんて感謝と希望に満ちた卒業生なのだろうか。ひとりひとりの思いを誇らしく感じる位だ。
 今の私は停滞して甘えてばかりだが、高校生の私は凄かった!元気でワンマン社長級にアイデアを出し、話したり、書いたり、歌ったりすることでひとつひとつの気持ちを整理していた。ここは自分のフィールドだな、とキャッチすると図々しく(これぞ末っ子魂、末っ子の要領のよさとでもいうのか・・・)バッサバッサと羽を広げる。羽が生え揃わなくても、「うるさいよ!」と言われても、時にはハリボテであっても、その羽で「風」を起こしていた。そういう自分を私は結構好きなようなのだ。楽ちんなのだ。実は。
 ああ、そうか。
 今はどこか自分のフィールドじゃないと思っているのだ。確かめもしていないのに、凄い人があまりにもたくさんいてびびっているわけだ。でも、これが自分のフィールドになったらどうなるんだろう?
わっはっはっはっ!楽しみになってきたさ!
 
 ひとまず、生活の何かをひとつずつ変えていってみよう。全てが私のフィールドを拓いていくパーツになっているのだ。私の身体はそのことを知っているのだ
から!と、いうわけでテレビを消して24時間目。加えて昨晩は夜食も取らず。
黒酢も飲んでうんちももりもりである。