ふたりの仕事

仕事後にスタッフと飲みに行く。ふたりとも30ちょいの男性だ。ひとりは私が外注で行っている会社の社員、もうひとりはフリーのプランナー(プランナーといっても衣裳や美術など様々だが。まあ、明記はせず)。
話をしていて思った。私が共感出来たり、素敵だと思うのは今自分のやっている仕事とやりたいこと(夢というのかな)がきちんと同じレベルの事としている人。大発見!と思い、迎えにきてくれた姉にウキウキと話すと
「…よくわかんない…」
えーと、つまり…と説明をする
「ふむふむ。つまり、今やっている仕事が夢に続いているという認識があるってことね。」
そうそう!あんた分かりやすく訳すね!
「あの…一応それが仕事なんで…」
そうか!そうか!あっはっはっ。それでね、それは私のいる職業が「非社会的」だからそうなのかな?
「いや、違うでしょう。でも、大抵の人は仕事と夢が別なんだよ。」
ガーン…そうだったのか。
「でも、それは職業で分けられることではないよね。サラリーマンであってもOLでも、自分の仕事に夢を持っている人もたくさんいるじゃない。」
そうね。サラリーマン金太郎、みたいにね。
「…それはどうだが知らないけど…」


件のふたりの明らかに違うところはそこだった。そうか、だからあのプランナーと同じ現場になると楽しいんだな。ベクトルが明確な人は仕事をしていて楽しいし、楽だ。私は自分のやっていることに確信や自信がないから、分からない人にはむしろ諂ったり、おばちゃんのような気の使い方をしてしまう。
「アホだなー。そんなん気にしないでガンガン行け!お前はキャラ勝ちなんだから!お前のキャラなら許されて進める道やチャンスが絶対あるぞ。」
キャラ勝ち…やはり…でも、そうか!