後悔

 最近後悔することがあった。
 ひとつは体調が悪かった人がいたのだが、ケアが出来なかったこと。
 そのまま本番へなってしまった。もちろん、ワタシは医者ではないので医療行為は出来ない。でもひと声かけること、水分を補給するなど。たくさんあったのだ。気持ちを建直すかけらを用意するのも大切な仕事のひとつだ。作品を造っている人は、たとえその日かぎりのバイトのスタッフであっても、どの人がかけても成立しない。たとえ嫌いな人であっても、好きか嫌いかでは問題ではないのだ。
 もうひとつは、今日のクラブのイベントで。
 受付をしていたのだが、観光客の2人組が「ここではどんなイベントをしているの?」と訊いてきて「ステージでのダンスパフォーマンスがありますよ」てなことを説明した。結局2人は入場してくれた。だけど終わったあと、自分の終電が気になってしまってその2人組に声をかけられなかった。

 両方しなくても問題は起きたわけではない。ひとつめの人も救急車で同乗したり荷物を運んだり、2人の観光客も自分達で入場したわけだ。
 ワタシの自己満足だけの問題かもしれない。だけど「すればよかった」と後悔するのって本当にアホくさい。「やらなきゃよかった」という後悔よりずっと引きずる。
 
 まるで中学生のような後悔だらけだ。